８月２８日オンラインお見合い

このお見合いの前後にはたくさんのお見合いがあり、それぞれ諸々の理由で失敗となりました。

しかしこちらのお見合いは、素晴らしい良縁のもとに成功となりました。

それでは早速見ていきましょう。

苦難の船出～ベトナム女性編～

オンライン婚約での幸せを夢見てメコンブライダルに登録した910女性ですが、彼女の運命は苦しいものでした。

彼女は大卒23歳で容姿端麗という素晴らしいプロフィールを持っており、早速男性からの申し込みを受けました。この男性は、五体満足ではなく、年齢も高く、結婚相手としては難しい男性でした。それでも910女性は明るく対応していました。

ところが残念ながら男性側に彼女の思いが届くことはありませんでした。このときの彼は、「彼女には関心が持てない」と言ってあっさり断ってしまいました。それは910女性が結婚を了承したあとのことで、彼女には深い傷を残したお見合いとなりました。

910女性の幸せへの道のりは険しいものとなりました。

苦難の船出～日本人男性編～

さて、今回のお客様の話に入っていきます。今回のお客様は、田舎の山奥に両親とともに住む男性でした。この住環境の悪さは、かなりの悪条件となります。

お客様は手始めに在日女性を希望していきます。まずは1044女性とのお見合いが実現しました。

お客様はお見合い後すぐに結婚希望する素晴らしい決断力など、良い形で1044女性との結婚を目指しましたが、これはあっさりと断られてしまいました。

その後もお客様は在日女性を希望していきますが、在日女性で山奥の田舎を気に入る女性はほぼいないため、お客様の希望するプロフィールの女性では次のお見合いが成立することはありませんでした。

お客様は少し考えた後、在日女性という条件を諦め、現地日本語話者を希望していきます。しかし現地日本語話者は基本的に来日予定者か帰国者なので、日本の都会での生活に対して具体的なイメージを持っているぶん、山奥の田舎というデメリットは厳しく見られます。これもお客様の希望するプロフィールの女性とのお見合いは成立しませんでした。

結ばれていく運命

外見や若さのランクを落とす手もありましたが、お客様はここでは日本語のほうを諦めます。そしてお客様は、過去のお見合い出席者に目をつけていきます。過去のお見合い出席者は、外見が明らかで、性格もある程度は分かっているので、イメージ通りの選出になりやすいです。

まずは971女性を希望していきます。しかしこれは断られました。この女性はかつて女性側拒否にて失敗お見合いになった女性なので、お客様には厳しかったといえます。実はこの女性は、その後他のお客様から申し込みを受け、くしくも同じ８月２８日にお見合いすることになりますが、こちらは男性見送りという結果に終わっています。

そしてついにそのときはきます。お客様は910女性に関心を持ちます。このときまでにはメコンブライダルは910女性のお見合い写真を公開していなかったので、個別にお客様に見せると、想像以上のルックスに喜びそのまま申し込みに至りました。

お客様は、結婚を希望するも女性側拒否により結婚できなかった男性です。

910女性は、結婚を希望するも男性側拒否により結婚できなかった男性です。

婚活の痛みを知るふたりの運命は、こうして結ばれていくことになりました。

さらに、お客様の実家周辺の写真を見た女性は、とても意外な反応をします。なんとお客様の田舎の様子を、減点評価などせず、むしろ好意的に受け止めました。910女性はお客様の家の大きさに満足したようでした。これにはメコンブライダルも驚くことになります。

どうしてもメコンブライダルは、プロフィールの釣り合いがマッチングの成否に大きく影響することを知っているので、お客様のプロフィールの各要素をプラスかマイナスで評価しがちです。しかし、女性にも個性があるということに気づかされました。一般的な女性にとって減点要素となるプロフィールだとしても、逆に評価する女性はいるのです。山奥の田舎が好きな女性もいます。これにはメコンブライダルも、女性にも個性があることを軽視していたかもしれないと、反省させられました。そして同時に、成功の気配が一気に高まっていきます。

会心のお見合い

910女性は、前回以上に気合を入れたお化粧とファッションで登場し、その美貌を発揮していきます。

一方のお客様も、会心のお見合いをします。

まず、開幕で、お客様は女性の誕生日を確認します。珍しい質問ですが、この意味はすぐに分かります。なんと、お客様と910女性は同じ誕生日でした。これは365分の1の確率ですが、まさに縁と言える内容でしょう。お見合いは盛り上がっていきます。

その後の展開は見事の一言でした。おそらくお客様は、よくお見合いを研究し、準備していたのでしょう。質問をしつつ、随所で話を広げて自分側の紹介やアピールを自然に入れていく素晴らしい進行となりました。かといって不要な雑談が入るわけではなく、どれもお見合いに有用な内容の話です。女性の質問はそれほど多くなかったにもかかわらず、私の手元のメモのお客様側の欄は、女性が質問責めをする展開のお見合いと同等以上に埋まっていました。女性のほうも、質問するまでもなくお客様の様々な内容を理解できたことでしょう。

条件確認の場面では、結納金45万円に20万円上乗せの要求が出されます。これは前回なかった要求です。お客様は（米田経由で）これを断り、彼女もこれを了承しました。他の部分は、借金なし日本語学費月5万円と、標準的な内容でした。

そして最後に、お客様は求婚します。この決断力がお客様の最大の武器です。良い感じでお見合いを終えました。