この日はダブルヘッダー(同日開催)です。3月10日には2つのお見合いがセットされていました。1回目のお見合い(別のお客様)はこちらです。
再挑戦
お客様は先月末に、おすすめ女性のひとりである0448を選び、オンラインお見合いをしました。メコンブライダルもこのお見合いの成功率は高いと思っていました。実際にも良いお見合いになりました。しかし、彼女の結婚意欲は高くなかった模様で、このお見合いは失敗に終わります。さらに、結婚する気がないのにお客様とメッセージを勝手に始め、自分の家族の写真も送るという奇行をとり、結婚できるものと思い込ませてお客様のショックを増幅させました。0448は退会処理としました。
勝手にメッセージを始めていたことを知らなかった私は、彼女のお断りをお客様に伝えたら、いつも優しい笑顔のお客様も、今回ばかりは彼女の失礼さに納得できない様子でした。お客様としては、良い女性かと思いきや、急転して袖にされる厳しい状況となりました。
しかしお客様の立ち直りは早く、次には新しい女性である0891を希望していきます。問い合わせの結果として、彼女の子どもは祖父母が育てるため来日を希望しないということが分かりました。これでお見合いに進んでいきます。
前回は女性の問題行動に撃破されてしまったお客様ですが、今回こそは良いご縁に向かってほしいものです。
交戦
0891はなかなかの美人です。しかも、日本語が話せます。子持ちでないなら、お見合い国際結婚はしないタイプのベトナム女性です。
女性の質が高いため、お見合いは順調に進んでいきます。技能実習生として3年間日本の愛媛県に住んでいたという彼女が、美貌と積極性で魅了する展開です。
しかしここで、女性のほうがネゴシエーションを仕掛けてきます。日本に子どもを連れてこない意向という確認内容でしたが、これを覆し、子どもを連れてきてもよいかお客様に聞きます。彼女は確認時点では、「できれば連れてきたいけど、どちらでもよい」というような言い方をせず、「祖父母が育てるので日本には連れて行かない」という言い方をしていました。これは最初から自分の希望をストレートに言うよりも、お見合いでの評価を使って現場で交渉をするほうがうまくいきやすいと考えた、女性なりの戦略だったのでしょう。
これはお客様が返事をするより先に私(米田)が声を荒げて抗議します。こういう格闘戦は日本側立会人である私の役目です。上記のような考察はお見合い時点では考えていなくて、その時点ではお客様が怒るより先に私が怒らないといけないので、考える暇などありません。
確認内容と違うことを言ったのはなぜか聞きつつ争っていきます。結果的に「お客様の意向が分からないので、どちらが良いか聞く」ということになります。まあいいでしょう。この趣旨で、子どもを連れてきても良いかの確認を認めることにします。
結果的にお客様はこれを拒否しました。
私からも、彼女は本当に子どもよりも旦那さんを大切にできるのかということを、お見合いで全員が見ているうちに聞いておきます。このような確認は、慎重にやってやりすぎることはありません。彼女は旦那さんを大切にできると回答しました。
条件確認では、日本語学校なし(既に日本語できる)、仕送り自力だが子どものために送るということになりました。
子どものためにと言われてしまった以上、ここは私も金額を確実に聴取します。安全第一です。結果、自力の仕送りは月5万円ということになりました。
私が男性側弁護人のような立ち回りをしたのは久々かもしれませんね。しっかり守るところは守って、レベルの高い女性をコントロールできる準備を整えられたというところです。
講和
最終的に、お客様は以下の条件をつけて婚約を申し込みます。
- 子どもは連れてこない
- 子どもに会うために帰省する回数は制限しないが、費用は自己負担とする
- 家族よりも夫婦生活を優先する
- 上記の条件に不満を持たない
1~3はお客様の条件です。4はメコンブライダルの安全管理上の理由で、私が追加した、会社の条件というところです。
これら4つの条件を彼女は了承し婚約は確定、さらに了承した日のうちにお客様に積極的にメッセージを送っていきました。ベトナム女性に限らず大陸の女性は、何事につけても、言わずに察してくれることはないが話せば分かってくれる、というような印象を持っています。
しっかりとおふたりに無理のない条件で婚約を成立させた、ベトナム国際結婚としてはハイレベルな一件となりました。もちろん、おふたりの寛容さに助けられた部分も大きいです。今後おふたりが日本で無事に結婚生活を始められるよう、しっかりとサポートをしていきます。
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