渡航日誌 3/11~3/12

序章/1日目/2日目/3日目/4日目~5日目

お土産ラッシュ

さて、女性は今日のうちに結婚記念写真を撮ってしまうことを検討しています。最終日ですがもう予定はないので十分可能です。可能ではあるのですが、これは結納金に属する範囲のお金なので、追加の要求をされないように一応の警戒をしておきます。

通訳は朝食に案内します。今回は近場の中華麺の店です。通訳によるグルメツアーはここで最後になります。実に大活躍でした。

少し休んで女性が来る時間になります。女性はお土産を持ってきました。やっぱりノンラーが4つあります。昨日はノンラーを取り下げたかに見えましたが、思い直して持ってきたようです。ただ、決してノンラーがメインというわけではなく、たくさんのお土産を用意していました

女性は多種のお土産をお客様に説明していきます。ノンラー4つ、ベトナムコーヒーメーカー、コーヒー豆、消毒液、繰り返し使えるマスクなどがありました。ノンラーの意図は、ベトナム人の妻であることを家族にアピールし、ちゃんと家族の一員になりたいとのことでした。

女性からお客様にこれだけのお土産を渡す例は過去にそう多くはありません。家族などではなく本人自ら用意した例は今回が初かもしれません。女性自らがこの結婚に幸福を感じているからこそ、できることなのでしょう。お客様もこの善意に応え、LCCの荷物制限になんとか対応して全部持ち帰ることにしました。

女性は結婚記念写真をとることはやめ、今日のデートの場所をイオンモールにします。ホテルからはかなり遠いですが、前回のお見合いのデートが楽しかったことから、女性たってのチョイスとなります。これには私も招待され、写真撮影者として同行することになりました。

告白

道中では、衝撃的な内容が明かされます。女性自ら、前回の渡航日誌を見ていたそうです。外国人にとっては相当読みづらいはずだし、そもそもベトナム人がメコンブライダルサイトにたどりつくこと自体が容易ではないはずですが、婚活への意地が女性を突き動かしたのでした。私が彼女を推していたことは、彼女に筒抜けだったわけです。

さらに、女性結納金を辞退する意向を明らかにしました女性結婚式のお金は女性家族で払うので、結納金相当額は将来の子どものために備えてほしいとお客様にお願いします。結納金の辞退はもちろん前代未聞です。女性は将来の子どものことをしっかり語り、早期の出産を望んでいたお客様も目頭を熱くしながら聞いていました。こういうことを婚約前に言ってアピールに使うのではなく、婚約後に言ってのけるところが、彼女の規格外の性格の良さというところでしょう。

お見合いのときに性格で選ぶことはあっても、選出段階から性格で選ぶことはそう簡単にできるものではありません。このお客様だからこそ、このような素敵なご縁に恵まれたと言えるでしょう。

他には、女性はやはり初日の婚約提示前には、なかなか結果が来なくて諦めかけていて、夜に突然自分が選ばれたとの連絡がきてびっくりしたという話も出ました。女性を不安にさせてしまったお客様ですが、この埋め合わせをする時間はこれからいくらでもあるでしょう。もしかしたら、もう埋め合わせられてしまったかもしれませんね。

これらの話はすべて、女性持ち前のユーモラスさを発揮して、明るく楽しく話されました。

好きなもの、好きなことを知る

さて、イオンモールに到着します。女性はこのデートで、1つのテーマを掲げます。「お客様が好きなもの、好きなことを知る」とのことです。常に喜びを前面に出していてテンションの高い女性に対し、お客様はクールで落ち着いた男性です。そんなお客様が好きなことを、見つけていきましょう。

最初はゲームセンターに向かいます。前回渡航で楽しかったことの再現です。ここではお客様がお金を出そうとしますが女性は固辞、自らで払いました。

ここでは、私が見事に大物を仕留めることに成功します。1,000ポイント相当のポイントカードのような景品を取ることに成功しました。この価値はかなり大きかったようで、女性はすごく喜んでいます。同行させてもらった価値をダイレクトに発揮できました。

お客様も女性もあちこちのゲームを楽しみ、明るく盛り上がったゲームセンターデートとなりました。

ひととおり遊び終わり、次はファッションを見に行きます。

女性は、ファッションは買わずに試着するだけで満足してしまうと言いました。確かにお店なら、無料で試着することができるうえに様々なパターンを試すことができます。靴を中心にいろいろ見て回り、女性も満足している様子でした。

その後は食事に行きます。多様なレストランの中から、お客様はベトナム風のしゃぶしゃぶの店を選びました。女性もこの店はお気に入りで、ジュースとスイーツが好きなようです。楽しい食事になりました。

次に回ったホームセンターでは、お客様の仕事で用いる工具類が多数登場します。お客様は見て回って価格や品質について考察していました。お客様の専門部分の一端が見えました。

最後に食品スーパー部分に行きました。ここではお客様と私が日本に持っていくお土産について、女性が相談に乗ってくれます。通訳者としての一面もある女性なので、得意分野です。ベトナムらしいものを買っていきました。

このデートのすべてを通して、女性がお客様に対してなにかを買うようにお願いすることは全くありませんでした。

お客様の好きなもの、好きなことを知る」、これが女性にとって実現できたかは私にはわかりませんが、少なくとも間違いなく、かけがえのない楽しい時間を共有できたように見えました。

こうして楽しいデートは終わり、帰路についたのでした。

デートを続行せよ

帰路につきながら、女性は本来の通訳者と電話連絡をします。本来の通訳者は、女性に「あとは私が案内するので、帰って大丈夫ですよ」と告げます。長時間行動を共にして疲れたであろう女性への配慮です。

しかしこれを女性は断ります。もっと長く会わせてほしいと女性は強く要望します。お見合いの段階からこの結婚を本当に喜んでいる女性だからこそできることです

結果的に次はレストランで会い、その後も空港まで女性が同行することになりました。

その後ホテルをチェックアウトし、日系牛肉チェーンのホーチミン店で女性と再会します。女性は妹と一緒に来ます。妹は役所で働いているキャリアさんです。今は恋人がいるようです。残念、他のお客様に紹介することはできません。

女性は高いテンションを維持しながら、妹のことをお客様に紹介して家族の一員として歓迎している様子です。

通訳者も女性がお客様を上回る勢いで狂喜している様子を感じ取り、「この子嬉しすぎだね」と笑っています。本当にやりがいを感じる渡航になったもので、私も通訳も満足でした。

愛別離苦

妹と別れて空港に行き、空港に着いて通訳者とも別れました。通訳者は今回ベトナム語通訳をする機会は多くなく、親族の子は引き立て役に終わってしまいましたが、それでもグルメやガイド面で十二分に活躍してくれました。コロナで仕事が激減しているため大変そうですが、お互い苦境を乗り切ってまた再会したいものです。

女性は空港に残り、なるべく長くの時間をお客様と一緒に過ごそうとします。いつもより閑散とした空港を散歩してみます。

空港内にベトナムコーヒーメイカーが展示されている場所がありました。これは朝に渡したお客様へのお土産にも入っているものです。女性はここでベトナムコーヒーメイカーの使用方法を丁寧に解説していました。

その後国内線のロビーまで移動します。ホーチミン空港の国内線のロビーは冷房が強くて気に入っていたのですが、いまは冷房があまり強くなくなっていました。残念です。ここではベトナム中部を旅行してきたというベトナム人が、突然お菓子をくれました。女性は、きっと私がかわいいからもらえたと言って笑っていました。

お客様は、2019年6月頃にメコンブライダルサイトに彼女が一度登録されたときから彼女に注目していたこと、一度退会になってしまって残念に思っていたこと、2020年2月に彼女が再登録して驚いたこと、さらに私が記事で彼女を褒めたので勇気をもってベトナムに来れたこと、お見合いでは他の女性も指名したけど占い師は彼女が一番良いと言っていたことなど、迷える羊期間のことも含めて包み隠さず女性に話し、良縁に感謝する旨を伝えます。

女性もそれに応え、通訳の仕事に参加し、さらに日本人との婚活を再開したからこそ良縁に恵まれたことに感謝していました。

この2人のご縁を語る上で外すことのできない渡航日誌の話にもなります。このケースではメコンブライダルは、単に女性を掲載してお客様の申し込みを待つという役割にとどまらず、女性の性格を詳細に示して魅力を伝えたうえでお客様の決心を促し、さらに実際に実らせる、決定的な影響力を発揮しています。

今回の渡航日誌についても、お客様はがぜひ彼女指名の過程は記載してくださいと言えば、女性はぜひ楽しく書いてくださいと言い、おふたりとも楽しみにしているようです。女性に見られることは全く想定していない内容の記事ですが、この記事を女性がどう捉えるか私も楽しみでもあります。

その後喫茶店で少し休んで、ついに女性が帰る時間になりました。お客様と女性は自然と抱き合っていました。お見合い渡航の短い時間の中で、ここまで愛が育まれることは、これが最初で最後かもしれません。

ラストパッセンジャー

お客様は空港でお土産を買っていました。空港は割高ですが確実にお土産らしいものを買えます。その後私が困っている日本人に空港を案内しているうちに、搭乗の時間が迫ってきたので、お客様と一緒に搭乗口に向かっています。

と、ここでJALが東京行きの残る乗客を探しているところに出くわします。出発時刻20分前だというのに慌ただしいものですが、それだけ客が少ないので早く出てしまいたいのかもしれません。私たちは捜索者と合流しました。

すると無線から声が聞こえてきます。「ラストパッセンジャーなんとかかんとか」

私たちが最後かい!

なんだか迷惑をかけてしまってバツが悪い気持ちになりながら、飛行機に乗り込みました。客は少ないうえに、自分たちが最後でもう他の乗客が乗ってくることはないと分かっているので、最初からお客様と私はそれぞれ4列の空席に陣取ります。往路も復路もエコノミーフルフラットです。これで4列の空席が他になければ図々しい態度に見えてしまいますが、まだまだ他にも空きがあり、最後まで空きは埋まらなかったので問題はないでしょう。

帰りもまた天国の状態で休みます。横になって休めると移動の疲れが格段に違うもので、すごく楽な旅でした。

5日目

エピローグ

帰りが途中まで同じ道なので、もう少しだけお客様案内が続きます。

日本の空港も通常より人が少ないので、快適に荷物を受け取り、ささっと空港を出ようとしましたが、私が税関で引っ掛かります。ええー…

荷物まであけられてしまいました。普段はこんなことはほぼないのですが、コロナで客が少なく時間が余っている税関職員は1人1人に多くの時間を使えるようになり、ランダム的に荷物をあけて検査をするようにしたようです。

もちろん怪しいものなど持っていないので、無事に通り抜けます。変なものを持っていなくても、荷物を検査されるのはちょっと怖いものです。コロナの影響はいろいろなところに及ぶものですね。

その後は鉄道で帰路につきます。東京の電車に不慣れで困っているお客様に、乗換案内の画面のスクリーンショットを送って案内します。これで無事に着けるでしょう。

慎重なお客様ももう安心していて、女性への信頼感・安心感を口にしていました。お客様の極度の慎重さは、女性の極度の明るさによってほぐされ、お客様は素直に女性とのひとときを楽しむことができました。一方で、慎重なお客様だからこそ、この縁を手繰り寄せられた点も大きく、お客様にとっても女性にとっても最高の結果になりました。

女性の狂喜にも近いような喜びもあり、今回の渡航は歴代でも最も喜びの声が強く感じられる渡航となりました。またこれまでお見合い国際結婚の死角となりがちだった内面重視のお客様についても、メコンブライダルの情報公開の取り組みによって射程圏内にとらえられつつある手ごたえもあります。

これからもなにもかもうまくいく……というところでなんでコロナなんですかね!?(筆者心の叫び)

幸い会員女性もコロナ状況下でも増えています。おそらくコロナの勢いは薬ができるまでなので、コロナが終わってからも良い紹介を維持できるよう、しっかり準備を固めておきます。

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