2日目
この日はメコンデルタに日帰りで行って、実家訪問を済ませるという強行日程が組まれます。
お客様のお相手は、メコンデルタに住んでいますが、お見合い出席女性はこの子以外みんなホーチミン近くに住んでいたので、この子はそれに合わせてホーチミンまで来てくれていました。
もしも日数が少なければ、実家訪問をせずに手続きを済ませてしまうという進行になるでしょう。しかし今回は残り日数が十分あります。実家訪問、特に両親との面会は、できるならしておくのが適切です。お客様も同じ考えだったので、この実家訪問は実現しました。
朝食はフォーを食べました。お客様は昨晩バインミーを食べたので、これでベトナムフードの二大巨頭はクリアしました。

多くの日本人は、ベトナムで出てくる緑色の生唐辛子が食べられません。私も無理です。とても強い辛さで、日本や欧米からの観光客にとっては厳しい調味料です。しかしお客様は、生唐辛子をむしろ好んでいました。複数個フォーに入れて、辛さを楽しんでいました。
その後は地獄の日帰りツアーが始まります。みんなとても疲れながら、実家にたどりつきます。
女性の実家は都会にありました。メコンでは珍しい2階建てです。普段はShin tố(シントー、スムージーのようなドリンク)を売っているようです。女性の両親が迎えてくれました。

ここでの話し合いではなんと、結婚式をしないことが合意されます。お客様も私も結婚式は当然するものと考えていましたが、女性は結婚式を希望せず、日本での暮らしに備えたい考えでした。これは初婚の女性としては初めてで、とても例外的なことです。お客様もとても驚きました。
また、日本語学校についても話し合われ、すぐに日本語学校に通うことが決まりました。女性は日本語学校通学にとても積極的でした。
その後レストランで食事をとってから、また地獄のツアーを再開します。
この間に、お客様が感謝を伝えてくれました。お客様は、自分は9割方結婚できないだろうと、渡航する前には思っていたそうです。また、国際結婚で失敗した経験があり、女性の性格には人一倍敏感でした。そんなお客様が選べた女性は、お客様の以前の国際結婚の相手と比べて、外見・性格・お金の条件、すべてが圧倒的に優れていました。
お客様は、ほぼ断られるだろうと思いながら婚約を提示したそうです。それは、お客様はその女性の美貌を見て格の違いのようなものを感じ、結婚に応じてくれないと考えたからでした。しかしお客様の心配とは裏腹に、女性は結婚を快諾しました。この結果はお客様にとって大変幸せだったそうで、本当に喜んでおられました。
ここまで喜んでくれると、私たちとしてもすごくモチベーションになります。そしてこのような人となりの男性なら、きっと来日後もうまくいくことでしょう。お客様は最高の女性を得ましたが、同時に女性も最高の男性を得たといえます。
私もこの2日間は、お金の確認を筆頭にトラブルの種を潰して回り、実家訪問の確認事項も無事完了させ、この結婚が幸せになるための最善を尽くせました。
ちなみに、今まであまりなかったことなのですが、お客様はお見合いが「長かった」という感想を持ったようでした。
私たちとしては、せっかく渡航してくれるのだからお見合いは満足できるものであってほしいとの考えから、サイトの内容でもお客様へのご案内でも、たくさんの質問、たくさんの話題を用意するようにアドバイスし、お見合い時間を伸ばす方向性で取り組んできていました。しかしこの取り組みは、いまは一区切りというところまできたかもしれません。
今回のお客様は、初めに軽い話題から入り、場が温まってからお金のことなど強い質問をするという流れでいきました。これは私のアドバイスに沿ったものでした。女性の本心やお客様への評価を探る上で非常に有効でしたが、今回のように選ぶ女性がほぼ決まっていくような展開では、時間がかかるデメリットが目立ってしまったかもしれません。
ホーチミンに戻る頃には夕方を過ぎており、みんな疲れました。夕食を食べた後、今度は私も一緒に、お客様とみんなで飲みに行きました。
こうしてこの日が終わりました。
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