今回はとても特殊です。3人のお客様が、それぞれ違った日程でのお見合い渡航をします。
1人目の方=4/11~4/13
2人目の方=4/12~4/15
3人目の方=4/16~4/18
私としては、帰国せずに一度に全員の方を対応できるので、体力的には楽です。2人目の方は同行コースを選んでいないため、1人目の方と3人目の方を優先しつつサポートに回っていきます。
そしてこの渡航日程には1つ重要な問題があります。1人目の方と2人目の方の希望が重複しているのです。具体的には、以下になっていました。
女性希望順位 | 1人目の方 | 2人目の方 |
1位 | Aさん | Bさん |
2位 | Bさん | Aさん |
3位 | Cさん | Fさん |
4位 | Dさん | Gさん |
5位 | Eさん |
このため、先に渡航するお客様が先にお見合いができ、後手のお客様は既に決まった女性とのお見合いができないことについて、2人に事前に了承をもらってのお見合いとなります。
重複していてもお互いに希望順位が低ければあまり問題はないのですが、今回は上位2名が重なっている状態です。幸いにも本命が一致していないので、2人の本命成就という結果が男性側視点で最も望ましそうですが、相手もいることなのでどんな展開になるかは始まってみてからです。当然、お見合い前の段階での希望順位が低い女性にだってチャンスはあります。
さて、1人目のお客様はフライト時間の関係でお昼の早い時間に着きますが、羽田や成田からの便ではその時間に合わせられませんでした。お客様を迎えるために私は前泊になります。一足先にベトナム入りし、お客様を待ちます。
4月のベトナム南部は乾季です。灼熱の暑さで、1年で最も高温となる時期です。最高気温は連日35度を超えてきます。ベトナム人にとってもかなり暑いはずですが、日本人にはもっと耐えがたい気温で、冷房のない場所では常に汗が吹き出し、どんどん体力を奪われていきます。
空港にはお客様の着陸予定時刻の10分前に着きました。掲示板を見てもインターネットの運行情報を見ても、飛行機はまだ着いていないようです。着陸後に入国審査や荷物の受け取りが終わるまで、通常30分以上かかります。空港2階の少し涼しいところで休んでから向かいましょうか………
1日目(1人目の1日目)
着陸の定刻数分前に、お客様から着きましたとのLINEがありました。これは助かります。この30分後くらいに迎えに行けばよいでしょう。しかし念のために、いま着陸したのか既に出口にいるのか聞いておきます。
ピロリン♪
「出口ですよ。」
ギャアァァァァ━━━━━━(|||゚Д゚)━━━━━━!!!!!!
飛行機は定刻より30分ほど早くに着いていたようです。掲示板の運行情報とインターネットの運行情報すら、いずれもあてにならないのがベトナムです。しかし、もう空港にいるのに合流できないのは結構ダサかった!しかももしも、お客様から空港のWifiを使ってのLINEがなければ、致命的なことになるところでした!
この時点では私と通訳と現地スタッフの3者も、誰も合流していません。全員がお客様のこの到着を知る由もなく、散り散りです。この時点でお客様と直接連絡が取れるのは私だけなので、私はお客様に位置を教えつつ、お客様を探します。
幸いお客様は近くにいたので、私はすぐにそれとわかり、無事に合流できました。それに少し遅れて通訳も合流しました。現地スタッフは車を駐車しなければならないためすぐに合流できず、お客様を少しお待たせしてしまいます。
その間に出迎えの体制ができていなかったことを詫びつつ、ベトナムの話をします。 幸いお客様は、飛行機が予想外に早かったという事情を汲んでくれたので、出迎えの体制になっていなかったことは問題にされませんでした。お客様の寛容さに助けられつつ、ホーチミンで最初のお見合いに入ります。 お客様はベトナム北部のハノイには訪れたことがありますが、ホーチミンはお初でした。しかしこの時期のベトナム南部の地獄の暑さはお客様も既によくご存じでした。北部ハノイには四季があり4月は春です。一方、南部のホーチミンやメコンデルタは、4月は1年で最も暑く、6月手前に雨季が来るのでその後は気温が下がります。
ホーチミンでは第4希望の女性とのお見合いとなりました。お客様は質問メモを用意しており、お見合いはそれによって上手に進行していきます。お客様に質問メモが普及したのは、渡航日誌投稿の最大の成果かもしれません。もちろん質問メモは必須ではないのですが、お見合いでは緊張や疲労や思い込みなど様々な要素が働き、漏らさずに質問することはとても難しいです。また、女性が答えた内容を記憶に留めるのはさらに困難です。お見合いにおける人生の重大な選択は、万全な状態でなされるべきでしょう。
ちなみにお見合いに私がいる場合は、私もメモをとっています。これはお客様が迷ったときにアドバイスをするための情報ソースにしています。最近はお客様もしっかりメモをとるので、ひそかに出番が減ってきています。
さて、第4希望の女性は小柄でかわいらしいタイプです。サンダル屋で働いています。お互い良い笑顔で、順調なお見合いとなりました。お客様も好感を持ちました。
その後は車でカントーへの移動となります。長時間の移動の中で、お客様からたくさんお話が聞けました。日本ではお見合い結婚すら難しくなってきています。お客様は親族の手配によって国内でのお見合いを経験しましたが、その多くは女性に断られてしまいました。現在国内での結婚活動はあまりにも難しく、労力と釣り合わないものになっています。現状では、ベトナム国際結婚はとてもニッチな方法といえ、この道を見つけられるかどうかは、運と縁次第というところです。
途中バスの休憩所で休憩をとりました。小食であるというお客様は食事を求めず、代わりに一杯のコーヒーを飲みました。
カントーのホテルにチェックイン、少し休んで夕食に行きます。夕食でもお客様はやはり小食で、チャーハンだけを頼み召し上がっていました。長い移動で疲れたお客様は、ゆっくりと食事を楽しんでいました。
いつもの方にも今回の日程の安全と成功を祈っておきます。この日は人が多かったです。
その夜もお見合いをします。ここでは、第2希望の女性が登場します。この女性は、2人目のお客様の本命女性でもありました。
この女性はお客様との会話に積極的でした。女性はお客様とのコミュニケーション方法として、英語で話して積極的に会話することを望みましたが、英語ができる日本人はなかなかいないものです。その点では期待に応えることはできませんでした。
2人のお見合いを終えたところで、次の予定が知らされます。ここで大きな問題が発覚します。明日は第3希望の女性と第5希望の女性が来るのですが、本命女性が来ない可能性が出てきました。これは、来ないとしたらドタキャンです。ドタキャンはベトナムでは確かにわりとありふれたことなのですが、それが本命女性となると話は別で、本命女性と会えないのはメコンブライダルではこれまで一度もなかったことです。
まずはどうにかドタキャンを食い止めてほしいところですが、呼べたとしても結婚の意思が低いと予想され、国内のお見合いと同じくらいお客様側の積極的なアプローチが必要なお見合いになると思われます。
さらに、この女性は2人目のお客様も高い順位で希望しているので、この女性の急変によるダメージはこのお客様だけにとどまりません。この女性の心変わりが今回の日程すべてに影を落とす、難しい展開になっていきます。
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